『Long Night』しんどい芸人(1)

 

※イベストの大胆なネタバレを含んでいる
※情緒

 

 

 

Long Night、すごいぞ……。配役もシナリオ運びも劇中劇のシナリオもか〜んぺきだぞこれ……。全然咀嚼しきれないな。のちのち整理するためのメモだと思って書く。

 


映画『Long Night』おおざっぱなあらすじ(大胆なネタバレ)

 登場人物はミッドナー兄弟。5人兄弟。全員血は繋がっていない。それぞれ大人になってビッグになってる。

 舞台は古くて大きなホテル。末っ子のローランドがオーナー、ドアマンを次男のクラウドが務める。5人の義父はホテルの前オーナー。話は義父が死んだところから始まる。

 義父の葬式のため、久々に兄弟全員が揃う。

 久々に家族が集まったこの時間を永遠のものにしたいローランドは、ホテルの地下に眠る魔術やらなんやらの力で5人の時を止める。

 でも、せっかくの久々の団欒の時に、兄弟間で諍いが起こっちゃう(だいたい次男クラウドと四女マーサのやりとり)。そんなのは嫌だからローランドは毎回みんな殺して葬式の朝から一日をやりなおす。

 ローランドはこれを一人で20年間繰り返し続けてきた。

 しかし、長男で俳優のアランはループに気づいてしまう。理由は、ローランド曰く、術にかけてる時にアランだけ意識が戻って、術のかかり方が中途半端だったから。

 アランによってローランドの罪は暴かれる。

 ローランドは「大切な人たちとずっと一緒にいたかった」と告白。

 兄弟たちは「これからもっとビッグになって兄弟たちの役に立ちたかった(要約)」「せっかくの兄弟なのになかなか会えなくて寂しい思いをさせてごめんね」としみじみ。

 ローランドは「これ以上殺したくない」と言う。ミッドナー兄弟はこのループを終わらせることを選ぶ。

 術を解くために地下室へ行くと、5人の死体が並んでいる。

 「解放するってことは全員死ぬってことだけどいいの?」

「戻るべきところに戻るだけだ。夜が明けてもずっと一緒だ」

みたいな会話をしてループ終了。

 最後に「おかえりなさい、みんな」とつぶやくローランド。

 その後、ホテルの取り壊し工事で地下室が発見される。その時見つかった5人の遺骨は互いの手を取り合っていた。

 

イベストのあらすじ(大胆なネタバレ)

(「大切なものを失うこと」が軸になってる気がする。それをすでに経験していることが判明してるのは、母を亡くしている巻緒、自分の言動のモデルにするほど尊敬していた師匠が自分を置いてどこかに消えてしまったアスラン
また、特筆すべきこととして、アスランは、何よりも大切な存在であるサタンが視界から消えると臆病な青年に戻ってしまうことも。)

 今回はアスランがサタンをどこかに落としてしまって、神谷が探しに行くところから話が大きく動く。

 弱々になったアスランに付き添う東雲、神谷を探しに行く巻緒と咲ちゃん。途中でアスランの申し出により、東雲も神谷を探しに出る。

 先に部屋に戻った巻緒と咲が見たものは、魔法陣の上でサタンと神谷を召喚しようと苦しむアスランの姿。失敗してしまった、僕のせいでカミヤとサタンは……と落ち込むアスラン。巻緒くんは「大切な人と離れてしまうのは寂しい」と共感?

 かっこつけの神谷がお化けが苦手なことがみんなにバレたのもさりげないポイント。

 

 しばらくして、なんやかんやあって撮影は終了。

 撮影中、巻緒は「ローランドの気持ちもわかる気がします。大切な人と一緒にいられないのは悲しいから」みたいなことを言う。

 撮影終了後。

 巻緒は「いつかカフェパレがなくなってもみんなのことを笑顔で送り出したい」と言う。

 メンバーは、送り出すなんてそんなことはありえない、ずっと一緒にいる、6人揃っているここがカフェパレで居場所だ、と元気付ける。

 最後に神谷が「俺がいる限りカフェパレードはなくならないよ」と宣言。巻緒の元気が出て終わる。

 

二重螺旋構造のイベントストーリー

ミッドナー兄弟と今回のカフェパレ

ロンナイのミッドナー兄弟は、ローランドの「大切な人とずっと一緒にいられない」不安から事件に巻き込まれる。しかし、その20年分の不安の壁を5人で乗り越える。ローランド演じる巻緒は「このホテルがローランドの唯一の居場所だったのかもしれない」と語る。

カフェパレが、カフェパレという居場所の大切さ、メンバーの大切さを噛み締める。
そして「大切なものとずっと一緒にいられない(=二度と帰ってこない)」不安や寂しさを6人で乗り越える。

なんか……もう……ぐちゃぁ~って、どっちがどっちの話なんだかわからない感じになってて……。並行して走る二つの世界がなんとなく噛み合うようにできてる。

5人の変化と劇中劇の内容がこんなに密接に、適度な距離で描かれたイベストなかなかないのでは?えええ〜〜??いくらかつt……包みました。

 

現実と虚構が会話するアピールチャンス

 アピールチャンスの台詞も含めて、全てが交差しながら回ってる。

 みなさまご存知かとは思いますが、アピールチャンスって2倍と3倍のものがあって、

  • 2倍:その章のメインの人(チェンジ前=アイドル本人orチェンジ後=役柄)+チェンジ前のアイドル本人の言葉
  • 3倍:メインの人+チェンジ後のキャラクターの言葉

になってる。だから、特に演技モノでチェンジ前+チェンジ後の組み合わせの時は会話が噛み合わないことが多い。

 でも今回、どの組み合わせでもちゃんと会話する。チェンジ前のアイドル本人の言葉に、チェンジ後の役が返事をする。逆も然り。現実と虚構が手を取り合っている(Because構文やめろ)。

それが何の違和感もないままでストーリーが進む。並行して進む二つの世界で会話が成立してる。それがぐるぐる回ってる。

めまいがするヨォンこんなの!!しかも片方は微妙にズレながらループしてるのがこれまた。頭がおいつきませーん!!でも進んでる方向は確実に同じで過去→未来なんだよねえ。

 

 

『Reversed Masquerade』と『Long Night』と「永遠」と「時間」

リバマスは、星空の下でMidnight monsters paradeをして、
鐘が響いて目覚めても心にかけた魔法はNever End」で終わる。

ロンナイはアランが「明けない夜はない」が、「夜が明けてもずっと一緒だ」と永遠を約束して終わる。

なんか……なんかさぁ……エモ……エモくない!?てか、そのままじゃない!?

 

リバマス、歌の中でしきりに

Tick・Tack・Nightmare! Tick・Tack・Night Parade!

ってチクタクしてくるじゃないですか。チクタクって時計の針の音じゃん。夜の悪夢のパレードの中でも時間は進んでるんだよね。

しかもサビが終わったら律儀にDing!Dong!Dang!なんだよね。鐘の音じゃんね。
曲全体でさりげなく夜から朝まで時間を進めてるんだよね、積極的に。

「時間は進むし、鐘が響いて幸せな夜のパレードは終わってしまうけど、心にかけた魔法”は”永遠だよ」

っていうメッセージなのかなぁって(もうだめだこれ私だめだ泣くわごめん)(月明かりがスポットライト)(parade! parade! under the starlight parade! midnight monsters parade! parade! )(さぁ夜をドレスにして星屑で飾ったらLet's have fun!)(We are monsters!)(悪夢の中だって最高の瞬間になってほしいからって魂までもてなしてくれる上にパレードの後のこともしっかし幸せにしてくれる集団、絶対に泣きながら帰依するでしょ)

 

 ロンナイではいつも時計が止まってるんだよね。23:59で。

 でも実は時間が20年進んでる。だから地下室の遺体も白骨化してる。

 兄弟にかけた魔法はローランドの努力によってNever End! かのように思われたけど、全然そんなことなかったんだよね。1日×20年の時はしっかりと進んでた。

 アランがローランドに「明けない夜はない」「夜が明けてもずっと一緒だ」と約束することでようやく5人が”時間”の概念から解放されて本当に永遠になるんだよね。

 

 そしてイベストの最後。神谷幸広はローランドを演じた巻緒に「俺がいる限りカフェパレードはなくならないよ」と元気付ける。

「夜が明けてもずっと一緒だ」みたいだな〜とは思うけど、「俺がいる限り」って……神谷の寿命次第じゃね!?
 人体は時限爆弾だよ。永遠とは真逆の存在だよ。

でも、これはこの世界ただ一人、神谷にとっての永遠なわけだし、きっと巻緒の心にも魔法がかかっただろうな。

 

 それで、これ、神谷幸広の怖い話なんですけど、

ランキング報酬Rの東雲さんが持ってるのは、神谷が落とした腕時計なんです。

東雲も「いったい何をどうしたら時計なんて落とすんでしょう」と不思議がっていた。

まだこの答えは出てないのかな?

 時間や肉体の前にはあまりにも脆い「永遠」を、さも実在するかのように約束してみせた神谷幸広は、今回のイベストで時計を、落として、いる……。

それはつまり、「永遠」に拮抗する「時間」の概念を無意識に落としてしまったっていう……怖くない?

そんで、それをしっかり拾ってくるのは東雲なんですよねえ!!!!ほんとに!!!おまえらはいつもそう!ほんとに!

 

ほかにも思いついたことメモ(随時更新)

・ループ物の主人公が巻緒(ロール)なのすごくない?

・カフェパレに全員死亡メリバやらせるのはやばい

 

 

〜イベストあんまり関係ない話〜 アスランの本質は祈り

自分、主いいすか?

アスランちゃんの今回のSR、見ました?あの、チェンジ前なのにチェンジ後みたいな服とポーズと表情のやつ。サタンもいないしさ。

あれね、イベスト中にカミヤとサタンを召喚しようとして邪神に語りかけてるカードなんですよ。しかも「サタンとカミヤをどうか…見つけさせてください…」なんですよ。見つけてください、じゃなくて見つけさせてください、なのがいいよね。

この時、アスランは怖い部屋に一人で残って、

サタンと神谷が消えたのは僕のせいだ、なんとかしないと→魔法陣がある!あれを使えば…

の流れで、二人を見つけさせてほしいと邪神に祈ってたんだね。

(見つけさせてほしいってことは自分らでどうにかして見つけますって意味なのでそこは非常にgood!!アスランのそういうとこほんとにいいよ!)

その必死な顔と、あまりの美しさを眺めてたら、ああこの子の本質は祈りなんだと思って し ま う よ

いろいろ想像しちゃうんだ、小さな頃から繊細で臆病な少年だったアスランがサタンと出会って、何かがあるたびにサタンの力を借りて祈っては自らの力に変えてきたんだろうなと

小さく華奢な背中を丸めて祈っていたんだろうなと

もはや自分の力の及ばぬことについては祈るしかないのだという諦めだったり、それでも祈ることをやめてはならないという覚悟だったり、そういうのを胸に抱いてここまできたんだね

祈りは詠唱になって、やがて詠唱術になって、糧を精製することに目覚めて世界一のシェフになっても、きっと糧の源は祈りだったんだろうなって思うわけ

祈るんだなって 祈るんだなってさ!!!(語彙!がんばれ!!!)

そして祈っただけじゃ終わらせない、祈った後には自分でなんとかする!っていうところ……そういうとこほんとにいいよ アスランのそういうとこ、ほんとにいいよ

 

自分、信頼度MAX台詞バレいいすか?

めちゃ乱暴に要約すると

「主が我のシルベであるように、主が迷うことがあったら、我がその道を照らそう!」
という感じなんですけど。

強くなったやん……。

節分の時は「もし我が本物の鬼だとしても。主は、今までと同じように我の隣を歩くのだろうな」みたいなこと言ってたじゃん。(ほんとこれ泣けるわだめだわ、一生歩くわ歩いていこうな、な)

隣で歩いてて、道に迷ったら「あっちだよ」って言える、そんな関係になろうってさ。
うん……………うん………………(爆裂泣きが入るオタク)(あ〜〜〜るじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜(CV.frkwさん))

 

全然どうでもいいけど「祈りのように」「箒星に歌う」のが私の担当たちなんだなぁ みつを(限界アニバ芸人)